まず商品の長年の汚れを色々な物
を使い落します。
写真は旅館で使われていた物
ですが余り酷くは汚れてませんでし
た。
油汚れを落すのに苦労します。
写真では判りにくいですが一度
修理を行ってるようです。
(中心部分など)
次に全体を塗り直す場合は全部
砥石などを使い研ぎます。
蒔絵などが書いてある商品は部分
的に塗り直す事もも出来ます。

下の作業と商品によっては前後
する場合も有ります。
全体を研いだ状態です。
判りにくいですが窪んだ所や割れ
等が見えてきます。
割れとは主に木の接合部分が
長年の使用で動き出来ます。
研ぎが終わり割れた部分などを
小刀やノミなどを使い彫ります。
表面だけでなく木が出る程の
深さまで彫ります。

漆は大変硬く刃物が直ぐ切れ
なくなり大変です。
彫った状態です。

判りにくいのでアップ画像を用意
しました。
画像をクリックしてください。
コクソと言う木の粉と漆を混ぜた物
で彫った部分を埋めていきます。
大きく彫ったものは1度では埋まらず
何度か繰り返します。

埋めた部分の画像も用意しました。
画像をクリックしてください。


順次作業を追って行きたいと思います。